この地に育つたくさんの湖の幸や山の幸を
一番美味しく食していただけるのは
海津の、風も空気も季節のいろまで一緒に、
そしてゆっくりと味わっていただくことなのではという
六代目治右衛門の想いから、
湖里庵はうまれました。
海津に居ると、たぷん、たぷんと、
湖の気配がしていることに気がつきます。
「四季」というコトバだけでは
もう足りないほどに
毎日の、毎時の光・影・匂・風はちがうのだと
何度も、気がつきます。
風を、空を、月をみてください。
想像すること、感じることを忘れないように。
心を、固めてしまわないように。
桜が一斉に散るとき…花びらの間から、
遠い時代から飛んできた、
花びらや人の声に出会ったり。
木の葉が一斉に風をうけるとき…
その頭上を神様が走りぬけたのだと思ったり。
ゆっくりとうごく時間のなかで、
こころをあそばせてください。
いつのときも、
この海津を訪ねてきてくださる事ができるように
湖里庵はここに居るのだとおもっております。
七代目治右衛門 左嵜 謙祐
Copyright © 2022 湖里庵 All Rights Reserved.