KAIZU KORIAN

この地に育つたくさんの湖の幸や山の幸を
一番美味しく食していただけるのは
海津の、風も空気も季節のいろまで一緒に、
そしてゆっくりと味わっていただくことなのではという
六代目治右衛門の想いから、
湖里庵はうまれました。

海津に居ると、たぷん、たぷんと、
湖の気配がしていることに気がつきます。
「四季」というコトバだけでは
もう足りないほどに
毎日の、毎時の光・影・匂・風はちがうのだと
何度も、気がつきます。
風を、空を、月をみてください。
想像すること、感じることを忘れないように。
心を、固めてしまわないように。
桜が一斉に散るとき…花びらの間から、
遠い時代から飛んできた、
花びらや人の声に出会ったり。
木の葉が一斉に風をうけるとき…
その頭上を神様が走りぬけたのだと思ったり。
ゆっくりとうごく時間のなかで、
こころをあそばせてください。
いつのときも、
この海津を訪ねてきてくださる事ができるように
湖里庵はここに居るのだとおもっております。

七代目治右衛門 左嵜 謙祐

PAGE TOP